第11話 結ぶ


本当に赤い糸と言うのはあるのだろうか?

いろんな人の手を見たが、小指の糸は見えたことがない。

たくさんのご縁をいただいて生きている。

たくさんの人に支えられて今日まで美容師をしてきた。

たくさんの人に支えられて、アミカと言う美容室を形成してくることができた。

人との縁は、相手に切られたら仕方ないが、

自分の方から切る必要は無い。

昔から、そう教わってきた。

縁を大事にして生きていれば、運が良くなると、

大先輩からも教えていただいた。

心のそこから信じている。

お客様やスタッフとも、太かったり短かったり、

いろんな太さや長さの縁で、私は結ばれているのだと思う。

数え切れない位の糸が、私の小指からは出ているのだと思う。

その一つ一つをしっかりと自分にくくりつけて

1本も離さないように生きていきたい。

気がつかない間に、自分の方からその縁を

粗末にしている時もあるのだと思う。

気づかないうちに相手から切られても

気がついてない時もあるのだと思う。

これから生きていく中で

せっかく結ばれた縁を、

これから1本も切らさずに生きていきたい。