髪質改善トリートメントとは?縮毛矯正と酸熱トリートメントとの違い

下関、山陽小野田市で美容室を展開しているAmica(アミカ)、Angelo(アンジェロ)のディレクター中村光太郎のブログ

お客様の悩みに応えるべく髪質改善とダメージケアや毛髪科学について研究と検証を繰り返しています、中村光太郎です。弊社ディレクターとして全店の技術統括をしながら、アミカ長府店アンジェロおのだサンパーク店でサロンワークをしています。

山陽小野田市、下関長府近郊でトリートメント、ダメージケア、髪質改善、その他髪の毛のご相談はアミカ長府店、おのだサンパークアンジェロへ是非ご相談ください。またアミカ各店でも同様にご相談承っております。

近頃インスタグラムなど各種SNSで見かける艶々の髪の写真。

こんな艶やかな髪になるのならやってみたい

けど調べてみると【髪質改善】【酸熱トリートメント】【縮毛矯正】

この辺りのワードが混在して出てきませんか?

全部違う技術みたいだけどでも仕上がりは同じような写真…。

一体その違いは何?私はどのメニューをすればいいの?と

迷ってしまいますよね。大丈夫です。今回の記事を読んでいただければ

髪質改善、酸熱トリートメント、縮毛矯正の違い。

そして自分はどうすればツヤ髪になれるのかきっとわかって頂けるはずです。

縮毛矯正とは

まずはこれから行きましょうか。現在のアイロン縮毛強制は技術開発から

20年以上が経っていて、一時ブームになったので一度はかけたことがある

方も多いのではないでしょうか。

縮毛強制とは、縮毛=(くせ毛)を矯正=(まっすぐに)する技術のことです。

難しいところは省きますが、超ざっくり説明すると、縮毛強制はまず

1液(還元剤と呼ばれています)を髪に塗布します。この1液には、還元剤と

アルカリ剤と呼ばれるものが入っていて、髪の毛を柔らかくする作用があります。

で、1液を塗布すると髪の毛が柔らかくなるので、くせがほぐしやすくなるんですよ。

くせ毛って髪の繊維がねじれてたり、密になってたり、スカスカになってたり

とにかく状態が均等じゃないんですね。ですので、まずはこの繊維を、

髪を柔らかくしてほぐすんです。

適切にほぐしたら、一度流して、ドライヤーで乾かします。

それからアイロンで熱を与えて、まっすぐに伸ばして行きます。

髪の毛はタンパク質でできているので、熱を与えると硬く変性します。

髪のタンパク質をあえて変性させてまっすぐの形状を保ちやすく

するんですね。その作業が終わったら、今度は2液(酸化剤)を塗布します。

2液の役目は、ほぐした髪の繊維を、まっすぐの状態に固めることです。

そして、適切に時間を置いてから、流して、乾かして仕上げると

あのまっすぐな縮毛矯正が出来上がるのです。

ですので、縮毛矯正の行程は大まかに、

⓵髪を柔らかくして、クセをとる

⓶アイロンの熱でタンパク質を固めながら、まっすぐの状態を作る

⓷その状態で固める

という3つの作用が髪をまっすぐに矯正してくれるのですね。(超ざっくり!)

で、縮毛矯正には注意点が沢山あって、ほぐしすぎるとクセは伸びても傷みが強く出ます。反対にほぐしが足りないと、傷みは少ないけれどクセは伸びないのです。

髪の毛は人によって、弱い1液ですぐに柔らかくなる人もいれば

強い1液でもなかなか柔らかくならない人もいます。

アイロンの時も、温度、テンション(引っ張る力)などに気をつけないと、すごく傷みます。縮毛強制特有の、ピンとした硬い毛先は、1液で髪が柔らかくなりすぎた状態で、高すぎる熱を入れた時に起こります。この硬くなる現象が限界を越えると、髪の毛は一気にビリビリした状態になります。こうなると元の状態にはなかなか戻らないので、注意が必要です。

このように縮毛矯正は、一人一人に合わせた毛髪診断と

薬剤選定や知識、経験が非常に大事になってくる、難易度の高い

いわば髪の毛の大手術のような技術なのです。

僕の理想とする縮毛矯正は、クセは伸びてて、でも柔らかい。

これが一番難しい。でも、可能です。

そんな状態をいつも目指しています。

少し話は逸れましたが、くせ毛の方が艶髪にするなら

縮毛矯正をしましょう。

艶のある髪=凹凸のない髪の毛です。

ご自分の髪を鏡で見たとき、大きくうねっていたり

細かくピリピリしたりしていますか?

ネットではくせ毛の方が髪質改善でさらさらになっている

画像もありますが、限界があります。

強いくせがあるなら縮毛矯正がいいですよ。

髪質改善とは

髪質改善はこの数年で出てきました。

10年前くらいは美容業界でもあまり聞いたことがない言葉です。

一体なんなのでしょうか。

結論、【髪質改善】とは【トリートメント】です。

いや、だから、その違いはなんなの?ってなりますよね。

こんな感じです。わかりますでしょうか。髪質改善もトリートメントの一種なのです。

特性上、普通のサロントリートメントとは違って若干くせが伸び、

艶もワンランク上の艶が出ます。そのようなトリートメントを

【髪質改善】と呼んでいる傾向がありますね。ただ、あくまでも

そういう特性のあるトリートメントを髪質改善と呼ぶことが多いというだけで

何を髪質改善と呼ぶのか、はっきりした定義はなく、どのようなトリートメントを髪質改善と呼ぶのかは、美容室によって自由で、

髪質改善に使うトリートメントはコレ!というのが販売されていて

どの美容室でも同じ剤を使って髪質改善をしているわけではないのです。

つまり、一口に髪質改善といっても、その効果、仕上がりは

お店によってバラバラであるということです。

ですがやはり、ほとんどの美容室がくせが若干伸びるようなトリートメントを

髪質改善と呼んでいることが多いと思います。

これは架橋(橋を架けること)といって、難しい科学の話になるので詳しくは割愛しますが

髪の毛の中に補強の柱みたいなのを入れるようなものでして、

例えば柱が沢山入ると建物ってしっかりしますよね。

そんな感じで髪に柱を入れてあげるのが架橋です。

柱が入った髪の毛はハリが出てしっかりした質感になって

くせが緩和されます。これが髪質改善でくせが伸びる理由。

もう少し詳しく書くと、柱の材質によっても強度って違うの想像できますね。

木よりアルミの方が強いし、鉄骨は無敵ですよね。

また、柱の太さによって強度も違ってきますよね。

細ければ扱いやすい(髪に例えると、毛髪内に入りやすい)けど弱い。

太ければ扱いにくい(例えると入りにくい)けど、入れば強い。

こんな感じで、髪の毛に架橋を作るのが髪質改善の特徴の

1つなのですが、その材質、性質によって結果は大きく変わってきますし、

その成分に合わせた使い方をしていくのもポイントになります。

それから、髪の毛の内部の補修がしっかりできるのも髪質改善でくせが伸びる大事な理由。

これは、建物でいうと壁塗りの作業がイメージしやすいかもしれません。

せっかく架橋によって柱がしっかりしても、建物に壁がボロボロだと

雨は入ってくるし、太陽の光は室内にガンガン当たるし、泥棒が入って

大事な家財が取られるかもしれませんよね?

傷んだ髪というのは、この壁がボロボロになっているイメージをしてみると

わかりやすいです。

つまり傷んだ髪は、水が入りやすく、紫外線ダメージを受けやすく、中の栄養素が外に流出しやすいということです。

なので髪質改善では、この穴を補修剤でしっかりと埋めるのです。

これも柱の時の理論と一緒で、補修剤の材質が何か?その材質が、元の壁から剥がれないか?ということが大事になってきます。補修できればなんでもいいわけではないのです。

また、毛髪においては補修剤の大きさも大事です。

物によっては10センチの穴を塞ぎたいのに、業者が持ってきたのは縦横100メートルくらいの鉄板。みたいなことが、毛髪のトリートメントではよくあります。こんなチグハグな補修剤では隙間だらけで補修できないですし、そもそも家の中にすら入らないですよね。

例えばケラチン、ケラチンタンパク質のことで、毛髪の80〜90%を構成する

成分です。このケラチンが髪質改善によく使われる補修剤なのですが、ケラチンの大きさって製造会社によってかなりバラバラなのです。

ケラチンは小さくするのが難しい成分で、物によってはさっきの鉄板の話みたいに、髪の毛に対してめちゃくちゃでかいものがあったりします。

大きすぎるものは当然毛髪内部には入っていかないので

外部(キューティクル)あたりまでしか届かないので、髪の内部補強はできないのですね。

つまり分子が小さく、中まで入って、元の毛髪としっかりくっついてくれる

ケラチン(補修剤)を使用することが大事なのです。

アミカでは補修剤にこだわってますよ。

酸熱トリートメントとは?

はい、また紛らわしいですよね。

下の画像を見てみてください。

わかりますか?こんな感じで

トリートメントの中の髪質改善の中の酸熱トリートメントって感じなんですよ(ややこしい)

酸熱っていうのはトリートメントというよりは【理論】かもしれません。

髪の毛を綺麗にするための理論。

酸というのは熱を当てて脱水すると、結晶化して艶が出るのです。

なので酸熱トリートメントによる酸の使い方は、いかに酸を髪の中に入れて、アイロンの熱で髪の中に止めるか、という感じになります。

効果としては先ほどの架橋(柱)としての役割になりますね。なので主には内部補強ですね。くせも少し緩和されます。

酸は構成されているヒドロキシ基(OH)の数によって水への溶けやすさが決まります。

水に溶けやすい酸ほど髪にも入りやすいですが、艶はやや弱く

水に溶けにくい酸ほど髪にも入りにくいですが、脱水した時には

艶がしっかり出ます。こうした溶けにくい酸はいかに毛髪内に入れて使うか

という考え方と、毛髪内に入らないなら、あえて表面でツヤ出しとして使う。

という考え方もできるのです。

ちょっと難しかったですね、このように【酸熱トリートメント】というのは

あくまで理論であり、髪質を改善していく手法の1つ。と、

とらえていただけるといいかもしれません。ですので、酸熱トリートメントの記載のみの美容室よりも、髪質改善の記載のある美容室の方が複合的に髪質をよくできるのかもしれませんね。(個人的見解です)

自分に合った髪質改善

ここまでで、縮毛矯正、髪質改善トリートメント、酸熱トリートメントの違いは

なんとなくわかっていただけましたでしょうか。

ちょっと長ったらしくて難しかったかもしれませんね。

一口に髪質改善といってもたくさん種類があり、美髪になるには

あなただけに合ったメニュー選びが大事になります。

髪質によって、縮毛矯正がいいのか、髪質改善がいいのか、それとも

酸熱トリートメントがいいのか。

担当の美容師さんに相談するのが一番ですが、今から上げるポイントを押さえてあなたに合ったメニューを選んでみてください。

○髪が太くてくクセがある→縮毛矯正

○髪が太くてまっすぐ→髪質改善

○髪が細くてくせがある→縮毛矯正、髪質改善

○髪が細くてまっすぐ→髪質改善、酸熱トリートメント

大まかです!ですが、1つ判断する材料になると幸いです。

髪質改善、酸熱は主に細くて柔らかい髪質の方に相性がいい傾向がありますし、

ヘアカラー履歴、パーマ履歴によっても効果は大きく変わってきます。

気になる方は担当の美容師さんに相談されてみてくださいね。

もちろん、アミカ各店にご相談いただいても大丈夫です!

まとめ

ご参考になりましたでしょうか。

今もSNS上で錯綜する情報が多すぎて、難しいですよね。

今回の記事で、あなたの髪質改善への疑問が少しでも

なくなっていると幸いです。

  • 縮毛矯正はしっかりクセを伸ばす技術
  • 髪質改善は架橋と内部補修ができるトリートメント
  • 酸熱トリートメントは架橋の理論。毛髪が強くなる
  • 自分に合った髪質改善は1つではない